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【歌が上手になるボイストレーニング(ボイトレ)テクニック】~タングトリル(巻き舌)~

2020-05-01

1、巻き舌・タングトリルとは…?

トゥルルル…と舌をふるわせる

・「ルルルル…」と舌をふるわせて発音するテクニックです。巻き舌を入れることで高揚感や独特の世界観を作り出すことができます。中には巻き舌をいきなり出せるという人もいますが、日本語で巻き舌を使うことはほとんどないので、最初からみんながうまく出せるということはありません。マスターするまでの期間には個人差があるとは思いますが、短い時間でもいいので毎日練習して巻き舌をマスターしましょう。

 

2、名前の意味

巻き舌

・巻き舌と呼ばれていますが実際には舌を巻いているわけではなく「ルルルル…」と舌先をふるわせて発音しています。

 

舌+ふるえる

・英語で『舌』を意味する[tongue]と、ふるえる音を意味する[trill]という言葉が使われ、舌を使ってふるえる音を出すという意味からタングトリル(tongue trill)と呼ばれています。

 

タングロール

・タングロール[tongue roll]と呼ばれることもありますが、いずれにしてもいわゆる巻き舌のことです。

 

3、発音の仕方

舌先を上あごに付けて、息を吐く(声を出す)

・巻き舌と呼ばれていますが実際には舌を巻いているわけではなく「ルルルル…」と舌先をふるわせて発音しています。発音の仕組みとしては、上歯ぐきに付けた舌先のところを吐く息が通過することによって舌先が上歯ぐきから離れますが、舌がもとの位置(形)に戻ろうとする力によって再び舌先が上歯ぐきに付きます。吐く息と舌がもとの位置に戻ろうとする力によって舌先が上歯ぐきに付いたり離れたりを高速でくり返します。これによってあの「ルルルル…」という巻き舌の音が作り出されています。

 

舌先の力を抜き上あごに付け、息を吐く(声を出す)

  • 1、舌先の力を抜きます。
  • 2、その状態で舌先を上歯ぐきのやや後ろの部分に付け、強く息を吐きます。
  • 3、上手くいくと吐いた息の勢いで舌先が自然に振動(細かく揺れ動いて)「ルルルル…」と巻き舌の音が出ます。

 

  • 上手くできない時は、舌の力、舌を付ける位置、吐く息の強さを変えてみる

  • ・「ルルルル…」と舌をふるわせるには「舌の力を抜く」ことが大切です。また「舌を付ける位置」や「口の中の広さ」も舌のふるえやすさに影響します。そして「舌がもとの位置(形)に戻ろうとする力」と「舌をふるわせる原動力となる吐く息の強さ」のバランスによって舌がふるえ「ルルルル…」という巻き舌の音が作り出されます。

 

4、練習方法

自分に合った方法を見つける

・最初からタングトリル(巻き舌)ができるという人は少ないので頑張って練習して出せるようになりましょう。練習方法は人それぞれ合うものがあるので、まずは自分に合った練習方法を見つけていきましょう。

 

犬のうなり声

・犬のうなり声のようなイメージで「ガルゥ」とくり返し声を出し、そこから徐々に巻き舌「ガルルル…」へとつなげていきます。

 

単語を反復

・「アル」「エル」「オル」「オラ」のいずれかをくり返し発音し、そこから徐々に巻き舌「アルルル…」「エルルル…」「オルルル…」へとつなげていきます。

 

ドラムロール

声帯が振動しないタングトリル

・舌先を上歯ぐきのあたりにつけてから勢いよく「トゥ」とくり返し息を出し、そこから徐々に巻き舌「トゥルルル…」へとつなげていきます。この時、声帯が振動するタングトリルになっても構いません。慣れてきたらどちらもできるように練習してみましょう。

声帯が振動するタングトリル

・舌先を上歯ぐきのあたりにつけてから勢いよく「ドゥ」とくり返し声を出し、そこから徐々に巻き舌「ドゥルルル…」へとつなげていきます。

 

ヘリコプターの飛行音、電話の呼び出し音、エンジン音

声帯が振動しないタングトリル

・唇を閉じてから勢いよく「プッ」と息を出すのをくり返し、そこから徐々に巻き舌「プルゥ」「プルルルル…」へとつなげていきます。この時、声帯が振動するタングトリルになっても構いません。慣れてきたらどちらもできるように練習してみましょう。

声帯が振動するタングトリル

・唇を閉じてから急に開いて「ブッ」と声を出すのをくり返し、そこから徐々に巻き舌「ブルゥ」「ブルルルル…」へとつなげていきます。

 

日本語

・舌先の力を抜いて素早く「サッポロラーメン」と発音すると「ロラ」の部分で巻き舌になることがあります。

・舌先の力を抜いて素早く「とろろいも」と発音すると「ろろ」の部分で巻きになることがあります。

・舌先の力を抜いて素早く「ドロン」と発音すると「ロ」の部分で巻き舌になることがあります。

 

5、語頭・語尾で練習

やりやすいのは「ア段+ラ、ル、ロ」と「オ段+ラ、ル、ロ」

・舌先のふるえやすさは口の中の広さなどによっても違ってきます。母音アとオは口の中の開きが比較的大きく、一番高く持ち上げられる舌の位置が中ほどや後ろのあたりなので、ア、オ、ラ、ロの組み合わせは比較的巻き舌(タングトリル)をしやすいです。一方、母音イとウは口の中の開きが小さかったり、さらに母音イとエは一番高く持ち上げられる舌の位置が前の方だったりするため、イ、ウ、エ、リ、ル、レが入ってくると巻き舌をするのが難しくなります。ただ、母音ウは一番高く持ち上げられる舌の位置が中ほどから後ろにかけてのため舌先がふるえやすく「ア段+ル」と「オ段+ル」の組み合わせは比較的巻き舌をしやすいです。

 

語尾

あ行+ら行

・あら いら うら えら おら

・あり いり うり えり おり

・ある いる うる える おる

・あれ いれ うれ えれ おれ

・あろ いろ うろ えろ おろ

 

さ行+ら行

・さら しら すら せら そら

・さり しり すり せり そり

・さる しる する せる そる

・され しれ すれ せれ それ

・さろ しろ すろ せろ そろ

 

た行+ら行

・たら ちら つら てら とら

・たり ちり つり てり とり

・たる ちる つる てる とる

・たれ ちれ つれ てれ とれ

・たろ ちろ つろ てろ とろ

 

は行+ら行

・はら ひら ふら へら ほら

・はり ひり ふり へり ほり

・はる ひる ふる へる ほる

・はれ ひれ ふれ へれ ほれ

・はろ ひろ ふろ へろ ほろ

 

語頭

ら行+あ行

・らあ りあ るあ れあ ろあ

・らい りい るい れい ろい

・らう りう るう れう ろう

・らえ りえ るえ れえ ろえ

・らお りお るお れお ろお

 

6、巻き舌・タングトリルのトレーニング

・巻き舌(タングトリル)は息を鼻に通さないで出す(空気が鼻に抜けない)音なので、この特徴を生かして発声練習の言葉として使うことができます。

 

音の高さを変える

・巻き舌(タングトリル)で低音から高音までなめらかに音を上げ、つないで発声してみましょう。続けて、高音からなめらかに音を下げてみましょう。下の方へさがるように、ゆっくり長めに音を下げましょう。この時、巻き舌が途切れないようにしましょう。特に地声から裏声、裏声から地声に変わるところで途切れないように意識します。

 

ピアノがあれば、ドレミで練習♪

・ド レ  ド レ  ド レ  ド レ  ド レ  ド レ  ド

・ド レ ミ レ  ド レ ミ レ  ド レ ミ レ  ド

・ド  ミ  ソ   ド(↑) ソ  ミ  ド

・ソーー ミーー ドーー

などさまざまなパターンを巻き舌(タングトリル)で練習してみましょう。

 

実際の曲のメロディを巻き舌・タングトリルで歌う

・メロディの一部分を取り出して巻き舌(タングトリル)で歌ってみるのも良い練習になります。

 

7、歌詞の中に出てくるラ行で練習

・歌詞の中に出てくるラ行の発音を巻き舌(タングトリル)で発音してみましょう。また、陽気な曲や元気な曲の前奏や間奏の部分で巻き舌を使ってみるのもとても良い練習になり、実際に曲を盛り上げる効果も期待できます。

 

語頭

[ら] いしゅう いめい 

[り]く んご んどう

[る] い 

[れ] っとう んとう

[ろ] うか うどう

 

語中

[ら] あたしい あし かだ くらく

[り] バイ しん

[る] あかい さんい じん

[れ] せいい でん

[ろ] がんばう せい

 

語尾

[ら]  と さく ちか さような

[り] いか おかえ はか

[る]  し はし

[れ] おく はし

[ろ]  ここ このご

※実際の歌の中では語中のようになる場合も少なくありません。例「そ」→「そと」

 

8、補足

・巻き舌(タングトリル)に慣れてきたら、息をたくさん出してみたり、はっきりとした発音にしてみたり、吐く息の強さを変えてみたりするなど、多彩なタングトリルの表現を目指してみましょう。

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