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【歌を上手に感情的に歌うボイストレーニング(ボイトレ)テクニック】

2020-01-04
【歌を上手に感情的に歌うボイストレーニング(ボイトレ)テクニック】

目次

「音の終わりに息を吐き出す音を加える」 

「音の終わりに息を吐き出す音を加える」と言ってもピンとこないという方も多いと思いますが、このテクニックを使うことで、上手に感情的に歌うことができます。歌を上手に歌うボイストレーニング(ボイトレ)のテクニックの1つです。

 今回は、歌で使う「息を吐き出す音を加える」について、やり方を含め分かりやすく解説していきます。皆さんの歌唱力アップに繋げていただけたら幸いです。

1.息を吐き出す音を加える…とは?

・ある音の終わりに、息を吐き出す音を出すこと。

 

 

2.息を吐き出す音を加える効果やメリット

・息を吐き出す音を加えると、次のような効果が得られたり、メリットがあったりします。

 

2-1.聴覚的な効果やメリット

・息を吐き出す音を加えると、次のような効果が得られたり、メリットがあったりします。
・マイクの特性や、マイクと口元(鼻)との距離や角度、または、息を吐き出す勢いや強さなどによって、聞こえるかどうかということもありますが、特に、演奏が静かな箇所で加えると、よく聞こえたり、目立ったりします。

 

2-1-1.感情を表現することができる

・息を吐き出す音で、驚き、感動、(緊張や苦しみから解放され)ホッとする、(気がかりなことがなくなって)安心する、強気、威勢のよさ、意気込み、不満、怒り、不快、諦め、がっかり、疲労、苦しみ、悩みなどといった感情を表現することができます。
・特に、人の心や感情に訴えかけたい箇所で使うのがポイントです。

 

2-1-2.言葉を印象的にすることができる

・息を吐き出す音を加えることによって、言葉(歌詞)の印象を強くしたり、目立たせたりすることができます。
・歌詞と息を吐き出す音が一緒になって聴く人の心に届くので、歌詞を人の心に強く響かせ、強く刻みつける(印象づける)ことができます。

 

2-1-3.言葉(字)を区切る(切る)ことができる

・言葉(字)を分ける(切る)ときの方法として用いることができます。
・例えば、『ぞうさん』の歌詞「ぞうさん ぞうさん おはなが ながいのね」の部分を、「ぞ、うさんぞ、うさんお、はながながいのね」と切ってみます。読点(切れ目)の部分で、「ホッ」という息を吐き出す音を加え、「ぞホッ()うさんぞホッ()うさんおホッ()はながながいのね」と分けてみます。※息を吐き出す音を加えた後に、息継ぎ()を入れるか入れないか、または、どこで入れるかということは除きます。

 

2-1-4.リズムを表現することができる

・息を吐き出す音を拍の頭に加えたり、拍の頭より早いタイミングで加えたりと、リズムを意識して息を吐き出す音を加えることで、息を吐き出す音によってリズムをつくり出すことができます。
・楽器のつくり出すリズムなどにうまく繋げたりすることで、調子づけることもできます。

 

2-2.息を吐き切ることによるメリット

・息を吐き出す音を加える際に息を吐き切った場合、次のような効果が得られたり、メリットがあったりします。

 

2-2-1.息継ぎがしやすくなる

・息を吐く音を加えた直後に続けて息継ぎを行う場合、残った息を吐き出した反動によって自然に息を吸いやすくなるので、しっかりと息が肺の中に入ってくる(息を吸える)ようになります。

 

2-2-2.声が出しやすくなる

・息を吐き出す音を加える際に息を吐き切り、その直後に続けて息継ぎを行う場合、息を吐き切ってから息を吸う(息継ぎを行う)と、そのあとの声が出しやすくなります。

 

2-2-3.声に勢いをつけやすくなる

・息を吐き出す音を加える際に息を吐き切り、その直後に続けて息継ぎを行う場合、息を吐き切っから息を吸う(息継ぎを行う)と、そのあとの声に勢いをつけやすくなります。

 

 

3.息を吐き出す音の加え方(やり方)

・まずは、音の終わりに息を吐き出す感覚を、実際に声を出して確かめてみます。
・口元に手のひらをかざして「こんばんは」と声を出してみます。すると、「は」と言ったあとに、(肺の中に)残った息が口から出てきて手のひらに当たるのが確認できると思います。
・「は」と言ったあとに、手のひらに息が当たるのがよく分からなかったという場合は、手のひらをしっかりと口元に近づけて、もう一度行ってみてください。
・手のひらを口元にしっかりと近づけているのに、「は」と言ったあとに、手のひらに息が当たるのがよく分からなかったという場合、「は」と言った後に、息を止めてしまっていたり、すぐに息を吸ってしまっていたりする(息継ぎをしている)可能性が考えられます。この場合、「は」と言ったあとに体の力を抜くと、「は」と言ったあとに、口から息が出てきて手のひらに当たるのが確認できると思います。
・静かな場所で行うと、息を吐き出す音(「ハーッ」「ハッ」)が聞こえます。

 

3-1.体の使い方

・声(声帯の振動を伴って発する音声)から息(声帯の振動を伴わないで発する音声)に切りかえる場合、声から息に切りかえるタイミングで、声を出すのをやめ、のどの力を抜き、おなかをへこませるようにして、口(鼻)から息を吐き出します。
・例えば、「なく」の「く」を、無声音(声帯の振動を伴わないで発する音声)の「K(u)」で発音した場合、「クッ」と息を出した発音がそのまま息を吐き出す音になります。
・ただおなかをへこませるだけで、息を吐き出す音が聞こえない場合、口元(鼻)に手のひらをかざして、息をしっかり吐き出せているかどうか確認し、手のひらに息が当たるように練習してみましょう。

 

 

4.息を吐き出す音を加えるときのポイント

・息を吐き出す音を加えるときは、3-1.体の使い方に加え、次のようなポイントを意識して練習してみましょう。

 

4-1.息を吐き出す音で魅せる(聴かせる)

・マイクを使う場合、マイクの特性や、マイクと口元(鼻)との距離や角度、または、息を吐き出す勢いや強さなどによって、息を吐き出す音が聞こえるかどうかということも考えられますが、息を吐き出す音を加える目的が息を吐き出す音で魅せる(聴かせる)という場合、3-1.体の使い方を確認しながら、息を吐き出す音が上手く出せるように練習しましょう。

 

4-2.息を吐き出す音をマイクで拾う

・マイクを使って歌う場合、息を吐き出す音を、狙った音で聴かせられるように、マイクの特性なども考慮しながら、息を吐き出す勢いや強さなどによって、マイクと口元(鼻)との距離や角度などを調節してみましょう。
・息を吐き出す音が狙い通りに聴こえているか確かめながら練習してみましょう。

 

4-3.表現したい感情に合わせる

・息を吐き出す音で、驚き、感動、(緊張や苦しみから解放されて)ほっとする、(気がかりなことがなくなり)安心する、強気、威勢のよさ、意気込みの激しさ、不満、怒り、不快、諦め、がっかり、疲労、苦しみ、悩みなどといった感情を表現することができます。
・歌うとき、イメージを持たずに歌うと、変化に乏しく単調な歌になってしまうので、歌う前に、どんな感情を表現したいのか、情景をイメージしてみましょう。
・イメージは、顔の表情にも影響を与えるので、イメージが有るのと無いのでは、息を吐き出す音のニュアンスにも影響を与えます。イメージしながら息を吐き出すと、感情を表現しやすくなるので、情景をイメージしながら息を吐き出すようにしましょう。
・はじめは、息を吐き出す音を出すことだけで精一杯でも、余裕が出てきたら、人の心や感情に訴えかけるような息を吐き出す音が出せるように練習していきましょう。

 

4-4.意識して使う

・息を吐き出す音をどこで入れるのか、ここで入れるとどんな印象に聴こえるのか、1曲を通してどのくらい入れるのかといった割合なども考えながら、使うようにしましょう。
・意図せず自然に息を吐き出す音が入る場合もありますが、ここぞというところでは、気持ちや感情がしっかりと伝わるような、また、言葉(歌詞)の余韻が聴く人の心に残るような息の吐き方や使い方ができように練習していきましょう。

 

 

5.音を伸ばす長さ

・(息を吐き出す音を加える)元の音を伸ばす長さは、音を伸ばさずに短く切ったり、伸ばしたりしてから、息を吐き出す音を出します。
・息を吐き出す音の長さは、短く吐くことが多いですが、実際には、息を吐き出す音の長さ(音の切り方)は、テンポや表現したいことなどによって異なってきます。

 

5-1.音を伸ばさずに短く切って、息を吐き出す音を加える

・元の音を伸ばさずに短く切って、息を吐き出す音を出します。

 

5-2.音を長く伸ばしてから、息を吐き出す音を加える

・元の音を長く伸ばしてから、息を吐き出す音を出します。

 

 

6.息を吐き出す音の聞こえ方

・息を吐き出す音は、息を吐き出すときの口の形などによって異なってきます。

 

6-1.口から息を吐き出す場合

・元の音の終わりの発音がン以外の場合、口から息を吐き出します。

 

6-1-1.母音アで終わる場合

・ア、カ、サ、タ、ナ、ハ、マ、ヤ、ラ、ワなど、元の音が母音アで終わる場合、息を吐き出す音は「ハッ」や「ハァ~」と聞こえます。

 

6-1-2.母音イで終わる場合

・イ、キ、シ、チ、ニ、ヒ、ミ、リなど、元の音が母音イで終わる場合、息を吐き出す音は「ヒッ」や「ヒーッ」と聞こえます。

 

6-1-3.母音ウで終わる場合

・ウ、ク、ス、ツ、ヌ、フ、ム、ユ、ルなど、元の音が母音ウで終わる場合、息を吐き出す音は「フッ」や「フーッ」と聞こえます。

 

6-1-4.母音エで終わる場合

・エ、ケ、セ、テ、ネ、ヘ、メ、レなど、元の音が母音エで終わる場合、息を吐き出す音は「ヘッ」や「へーッ」と聞こえます。

 

6-1-5.母音オで終わる場合

・オ、コ、ソ、ト、ノ、ホ、モ、ヨ、ロ、ヲなど、元の音が母音オで終わる場合、息を吐き出す音は「ホッ」や「ホーッ」と聞こえます。

 

6-2.鼻から息を吐き出す場合

・元の音の終わりの発音がンの場合、鼻から息を吐き出します。しかし、これを口から息を吐き出すようにすることもできます。

 

6-2-1.ンで終わる場合

・元の音がンで終わる場合、飲食物を飲み込んだ後のように、鼻から息を吐き出します。しかし、これを「ンハッ、ンーハッ、ンハァ~、んーハァ~」などと、口から息を吐き出すようにすることもできます。

ンの詳しい発声の仕方は、下記からご確認ください。

【歌の表現や滑舌に活用するボイストレーニング(ボイトレ)テクニック】

 

7.息を吐き出す音の音量

・ささやくような小さな音から、力強い大きな音まで出すことができます。また、これをコントロールすることもできます。
・息を吐き出す音の大きさは、表現したい感情に合わせて調節するようにしましょう。

 

7-1.小さな音で息を吐き出す

・やさしく語りかけるように、ささやくような小さな音で息を吐き出します。
・例え、人に聞こえないくらいの小さな音でも、気持ちや感情がしっかりと伝わるような感情表現を意識しましょう。

 

7-2.大きな音で息を吐き出す

・大きな音で息を吐き出すと、力強さや迫力が増したり、叫ぶような感じや、華やかさを表現したりすることができます。
・おなかの力を使って、勢いよく息を吐き出してみましょう。

 

 

8.息を吐き出す音を加えやすい曲と箇所

・バラード、テンポの速い曲など、幅広く使うことができます。
・息を吐き出す音を加えてから、次の音までの間に適度な時間があるほうが、息を吐き出す音を加えやすいことが多いです。
・テンポが速くなるほど、また、息を吐き出す音を加えてから、次の音までの間の時間が短くなるほど、息を吐き出す音を加えるのが難しくなります。

 

 

9.実際の曲の中で息を吐き出す音を加えてみる

・実際の曲の中で息を吐き出す音を入れられる箇所を書いてみます。短いですが参考にしてみてください。
・はじめは、上手くできなかったり、息を吐き出す音を出すことだけで精一杯だったりしても、練習していくうちにだんだんとできるようになります。余裕が出てきたら、息を吐き出す音を自在に加えられるように練習していきましょう。

 

9-1.息を吐き出す音を加えた後

・息を吐き出す音を加えた後には、次のようなパターンがあります。

・A  ①息を吐き出す音→②息継ぎ(息を吸い込む)→③次の音を歌う
・A´①息を吐き出す音→②息を吸い込む音を加えた息継ぎ→③次の音を歌う
・B  ①息を吐き出す音で終わらせる
・C  ①息を吐き出す音→②息継ぎをしないで次の音を歌う

 

9-1-1.A①息を吐き出す音→②息継ぎ→③次の音を歌う

・息を吐き出す音を加えた直後に次の音がある場合、直後に続けて息継ぎをして、次の音を歌います。

『チューリップ』
・息を吐き出す音を加えてみましょう。また、息継ぎは指定の箇所で行うように練習してみましょう。

さいたハッ さいたハッ チューリップのはながハッ ならんだハッ ならんだハッ あかしろきいろホッどのはなみてもホッ きれいだなハッ

さいた さいたハッ チューリップのはながハッ ならんだ ならんだハッ あかしろきいろホッどのはなみてもホッ きれいだなハッ

 

9-1-2.A´①息を吐き出す音→②息を吸い込む音を加えた息継ぎ→③次の音を歌う

・息を吐き出した音を加えた後に続けて、息を吸い込む音(「ハッ」「ヒッ」「フッ」「ヘッ」「ホッ」など)を加えた息継ぎを加えてみましょう。
・音の終わりに息を吐く音を加え、さらに息継ぎの音(息を吸う音)を出してみましょう。

『チューリップ』
・息を吐き出す音を加え、また、息継ぎは指定の箇所で息を吸う音を加えられるように練習してみましょう。

さいたハッ(ハッ)さいたハッ(ハッ/フッ)チューリップのはながハッ(ハッ)ならんだハッ(ハッ)ならんだハッ(ハッ)あかしろきいろホッ(ハッ/ホッ)どのはなみてもホッ(ハッ/ホッ/)きれいだなハッ

さいた さいたハッ(ハッ/フッ)チューリップのはながハッ(ハッ)ならんだ ならんだハッ(ハッ)あかしろきいろホッ(ハッ/ホッ)どのはなみてもホッ(ハッ/ホッ/)きれいだなハッ

 

9-1-3.B①息を吐き出す音で終わらせる

・次の音までの間にしばらく時間が空いている箇所で使った場合、息を吐き出す音で終わらせる(締めくくる)ことになります。

 

9-1-4.C①息を吐き出す音→②息継ぎをしないで次の音を歌う

・息を吐く音を加え、息継ぎをしないでそのまま続けて次の音を歌う練習をしてみましょう。
・息を吐き出す音を加えますが、息を吐き切らないように、吐き出す息の量をコントロールするのがポイントです。

『チューリップ』
・息を吐き出す音を加え、息継ぎをしないでそのまま続けて次の音を歌ってみましょう。

さいたハッいたハッ チューリップのはながハッ ならんだハッらんだハッ あかしろきいろホッどのはなみてもホッ きれいだなハッ

 

 

10.「息を吐き出す音を加える」テクニックと他のテクニックを組み合わせて使う

・音の終わりに息を吐き出す音を加えるテクニックと他のテクニックを組み合わせることで、さらなる表現力を発揮します。
・フレーズに相応しい音を得ることができるので、色々な組み合わせや度合いで試してみましょう。

 

10-1.「息を吐き出す音を加える」と「音の終わりの音の高さを上げる」を組み合わせて使う

・音の終わりの音の高さを上げ、その後、息を吐き出す音を加え、音を終わらせます。

 

10-2.「息を吐き出す音を加える」と「音の終わりの音の高さを下げる」を組み合わせて使う

・音の終わりの音の高さを下げ、その後、息を吐き出す音を加え、音を終わらせます。

 

10-3.「息を吐き出す音を加える」と「しゃくり」を組み合わせて使う

・音をしゃくってから、その後、音の終わりに息を吐き出す音を加え、音を終わらせます。

【歌で使う「しゃくり」についてのボイストレーニング(ボイトレ)テクニック】

10-4.「息を吐き出す音を加える」と「音を震わせる」を組み合わせて使う

・音を震わせてから、その後、音の終わりに息を吐き出す音を加え、音を終わらせます。

 

10-5.「息を吐き出す音を加える」と「声・音色を変える」を組み合わせて使う

・息漏れ声で歌い、その後、音の終わりに息を吐き出す音を加え、音を終わらせます。
・やわらかい声、かたい声、抜いた声、張った声、弱々しい声、力強い声、明るい声、暗い声、浅い声、深みのある声などで歌い、その後、音の終わりに息を吐き出す音を加え、音を終わらせます。
・泣いている声、悲しげな声、楽しそうな声、嬉しそうな声、怒った声などで歌い、その後、音の終わりに息を吐き出す音を加え、音を終わらせます。

 

10-6.「息を吐き出す音を加える」と「ボーカルフライ」を組み合わせて使う

・音の終わりに息を吐き出す音を加えてから、ボーカルフライを出します。

 

 

11.まとめ

・音の終わりに息を吐き出す音を加えることで、感情を表現したり、文字を区切ったり、リズムをつくり出したりすることができます。人の心を揺さぶる歌唱には欠かせないボイストレーニングのテクニックのひとつです。ぜひこれを機会にマスターしていただき、歌唱力を上げていただけたら幸いです。

・歌の歌唱力を上げたい人のためのおススメな「実力アップコース」は下記よりご確認ください。

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