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フッキーの発声練習の基礎2

2012-08-25

こんにちは金山校のフクダことフッキーです。前回に続いて、今回も「のど」絡みのお話をさせてもらいます。毎日、たくさんの方のボイトレレッスンをさせてもらっていますが、その中でもダントツに多いなと思うケースが、「のど声」高音だったり声量を出そうとすると、どうしてものどを締め上げて発声しようとするパターンがとても多いのです!そう、これを読まれているそこのあなたのことです(笑)まず、のどを締めるとはどういうことかというと、必要以上に首周りが力みすぎて、声を生み出す声帯周辺の筋肉の動きを妨げている状態です。楽に高音を出したり、柔軟な声量変化を行うためには、声帯をコントロールしてくれている複数の筋肉群が柔軟に自由に動作してくれることが必要です。この声帯をコントロールする複数の筋肉をここではまとめて  喉頭筋  と呼びます。 喉頭とは輪状軟骨、甲状軟骨、披裂軟骨、声帯を含む発声器官がある部分で、その中の甲状軟骨がのど仏になります。詳しい図解などはまたレッスンのときにでもお聞きください。それでは早速首周りの力みを緩め喉頭筋を自由にするエクササイズをいくつか行っていきましょう。ひとつめ「声を出しながらうがいをする」低音中音高音とおおよそ3つの高さを行ったり来たり変化させながらうがいしてみましょう。これにより、必要以上の首の力みは発声にほとんど影響しないことが理解できると思います。この感覚を忘れずに発声してみましょう。ふたつめ「あくびをする」あくびは自然にのど開けの状態が生み出される動作です。のど開けとは息が出入りしやすいように、適度に喉頭筋が緩んだ状態です。あくびの感覚を保ったまま発声してみましょう。みっつめ「舌骨に触れる」のど仏から指一本分上を触れてみてください。すると平べったい骨に触れると思います。それが舌根と連動する舌骨です。この舌骨は200本近い人骨の中で唯一関節を介さない空中に浮いた骨です。この骨は通常、嚥下といって食べ物などを飲み込むときに喉頭と共に挙上して気管に異物が入って窒息死するのを防ぐ働きをしています。発声のときに首に力が入ると、これに近い動きが起こってしまいのど声になってしまうのです。そこでこの動きをコントロールするために、舌骨に触れながら発声します。試しにつばを飲み込もうとすると、舌骨は喉頭に押し上げられて指では触ることができない奥へと引っ込んでしまうと思います。次にどのような声の高さでもこの舌骨が引っ込んでいかないように、意識的に発声してみましょう。これが出来てくると広い音域をより楽に柔軟に行き来することが可能になります。まずは今回紹介した3つのエクササイズを自由に行えるようにトレーニングしてみてください。美しい発声、気持ちよい発声を得るためには、余分な首周りの力みを緩めて喉頭筋を自由にすることが重要なのです!

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