前回は小学校のグラウンドがスケートリンクになるお話でしたが、

もうひとつ、北海道の都市では「雪投げ場」というところがあります。
よく道外の観光客の方などは「雪合戦専用のスペースがあるんだね。さすが北海道！」と思うらしいのですが、決して雪合戦する場所ではありません。

たとえば、札幌市内を流れる豊平川の河川敷とかが有名です。
この河川敷では、夏は普通にスポーツをしたりバーベキューしたりするのですが、冬になると市内各所から大量の雪が捨てられにくるのです。

こういう雪投げ場が整備されていないまちでは、市内各所にうず高く、除雪車によって雪が小山のように積み上げられて行きます。
そして、子供たちはそこでヒーローごっこをして、悪者役の子供達は雪山のてっぺんから転げ落ちる、という遊びをよく見かけます。

ちなみに、「投げる」とは「捨てる」ことです。
なので、正しくは「雪捨て場」というのかもしれませんね。